【北九州市】雨漏り屋根葺き替え工事
2023.06.16 (Fri) 更新
今回は、屋根からの雨漏りをした場合の屋根葺き替え工事について
紹介します。
瓦には大きく分けてセメント瓦、陶器瓦、スレート瓦、金属瓦があります。
台風災害の多い九州では、以前はセメント瓦を最も多く使用していました。
陶器瓦よりコストが低いため、台風災害の多い九州では多用されていましたが、
セメント瓦は10年未満で瓦に塗装をしなければいけないという点から、
最近では陶器タイプの防災瓦や軽量金属瓦へ葺き替える事へと変化しつつあります。
陶器瓦は、日置瓦(鹿児島) 石州瓦(島根) 淡路瓦(兵庫)三州瓦(愛知)が代表的ですが、
現在ではどの地域の瓦も、和型洋型どちらも防災タイプに力を入れているようです。
また、地震の多くなった現在では金属瓦やスレート瓦が葺き替えの主流となりつつあります。
昔ながらに十数段積み上げ鬼瓦をつけるお屋敷造りの屋根は少なくなってきています。
スレートのコロニアル瓦は洋風の住宅で多くを占めています。
ただ表面の仕上げ加工次第では塗り替えが頻繁に必要なくらい表面仕上げの耐久性の低いものもあります。
表面の仕上げ加工がどのようになっているかよく調べる必要があります。
フッ素仕上などは耐久性が高いためお勧めです。
ただ価格的に屋根の中では安価ですがコロニアル自体の強度や断熱性が低いようです。
軽量タイプの金属瓦はガルバリウム鋼板を使用していますので腐食が起きにくい金属です。
スレートタイプのコロニアル瓦より金属なので割れる心配はありませんが、
断熱という点では金属の表面に天然石を吹き付けてあることで熱吸収を遮断してくれます。
写真のように金属タイプの和型もあります。写真は板金棟ですが化粧棟もあります。
表面に特殊塗装加工され高耐久性能の金属瓦です。
断熱材を金属で挟んで作られたタイプです。
東日本大震災や熊本の震災では多くの屋根被害がありました。
昔の施工方法の屋根のほとんどが被害に遭いました。
棟を高く積み、釜土で固めて漆喰で補強し、瓦の棟部と軒先部のみを釘で留め、
桟に掛ける昔ながらの施工方法を見直し地震に強い施工方法や屋根瓦が現在では主流となってきています。